存在しない本
タイトルを調べたって出てこないけど最高の本を読んだから読書感想文を書こうと思うの。
その本はたしか学級委員長の喫煙者と初恋がキャバ嬢の冴えない大学生と自殺志願者のカウンセラーとかの物語。よくある話でしょ?
緑色の豆の宇宙人と同棲する高校生とかもいたかな
自己啓発本とか成功する秘訣とかが書かれた本が大っ嫌いな私のためだけに書かれた秘密の本
本を閉じたら主人公は死ぬし悪の組織は滅亡して勇者は仲間に裏切られるの
そして勝手な感想や憶測をたてられる。続編の期待とか彼らの背景とか、もう筆者ですら考えなかったエピソードを付け足すの
人の骨を綺麗にしてあげると言って人体模型のように砕いて繋げて満足?もうどうでもいいし、好きな人の骨でナイフを作って私の手首を切ろうかな。左手の傷に沿って一直線に。そうしたら、私の切られた手から真紅の薔薇が咲き乱れ私の命が咲き誇るから
もし私が自殺するなら自分のことが大好きだから出来ても精々2階から飛び降り自殺だし、最後の晩餐とか言って食事をすませるだろうし、腕を切るなら好きな人の骨を肉を切って取り出さなきゃいけない
明日のお昼はパソコンと睨めっこして私が笑って負ける運命だし、受け入れてこう。違うな、受け止めてこう。
そういえば、存在しない本の読書感想文はこう始めるかな
ある秋の冷えた朝、書店で見かけた背表紙の綺麗なその本。運命だと思って読んだらゲイの料理本だったの…笑
なんて冗談。いつでもユーモアを忘れないところは私の短所らしい
もしもなんでも許される世の中なら、私は刺青を入れて在学しながら彼と美しく暮らして親友と会って楽しく生きるのに。夜になったら、2人でコンビニまで歩いて星の話でもしながらデザートを買って帰るのに。
終わってないやらなきゃいけないリストとか今日のお仕事とかもうなにも考えたくない
私が会いたい時に愛しい人と会うんじゃだめ?
もう世の中ってとっても残酷で美しいし最高ね
Happy end……now loading