endingにはまだ早いから

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無題

私は余裕、時間も足りる。何食わぬ顔で無理難題をこなせるし、恋人を寂しがらせるほどにいい女であるし、人の悪口も悪魔のように語れるし天使のような表情で愛らしくも笑える。

 

君が代を聞いてやる気は出ないし、鎮魂歌を歌って神を怒らせることも出来ず、流行りの歌は街中の雑音に掻き消される

 

 

私の一筋の涙はダイヤモンドのようで、希少価値のせいか1粒しか溢れない。

 

なんで生きてるって死にたくないから

 

神は私の心の中で独り占めができる

 

運命ならばあなたを受け入れましょう。素晴らしい魔法で君の本音を聞き分けよう。コンタクトレンズの度数を上げて心の中を覗きましょう。

 

でも、一つだけ嘘をついてる。

時間は足りない。親友に会えない。課題は終わらない。恋人に愛たい。私は孤独になりたくて1人でホットコーヒーを飲むけど、きっとそれを端末は許してくれないし、世界との繋がりを断つなんて大音量で覚えていない流行りの曲を流して大都会を1人で歩いたって出来やしない。通り過ぎる人々の幸せを私は知らないし、私の尋常ではない悲しみや慈しみ、哀しみの気持ちを知ることはないのでしょう。

気持ちを分け合えることができなくてよかったけど、それがすこし悲しくも思える、そんな夜を愛しても誰にも文句を言わせない強さを持っていて、私はとても疲れている。

 

さっきから予測変換が彼の名前を表示して、私の思考力を鈍らせる

 

キスも、愛も、君も似合うけど私は赤が似合うみたい

 

響く金属音のアクセサリーを外して、音楽のボリュームを上げて、毛布にくるまって朝を待とう

 

お疲れ様私

いつも頑張っているから、たまには自分をやめてもいいの

もうなにもしなくてもいいし逆に何をしたっていい。

 

                Happy end……now loading