endingは唐突に
終わりなんて呆気なくて
終わるときの理由として言われた
「ずっとずっと思ってたけど、君とは結婚を考えられない」
「お金も時間もかけたくない。無駄だった」
とか、友達から聞いた別の理由の
「他の人と付き合ってみたい」
に、猛烈に傷付いても意味はなかった。
私が傷付いたところで、なんの意味もなかった。泣き落としで落とされない時点で、とっくに終わってたことに気づけなかったのは私
愛はまだ私の隣で笑っているけれど、突然に離れてしまうことを知ったから毎日不安を押し殺してる。
永遠に変わらない消されたインスタの投稿や、減った触れ合いの時間も、もう私はなにも文句を言えないから、いつかの終わりまで、今は愛の笑顔を見てるだけ
お願いだから、今日は終わりが来ませんように
縋るように祈って眠りに落ちる。
レポートの文字数より遥かに君に伝えたい思いがあって、世の中に溢れてる陳腐な恋愛ソングの歌詞程度じゃ私の気持ちを示せない
あぁ、もう、本当に、endingは唐突で、エンドロールに私の名前はなくて、ただの観客として君が主役の映画を見てた。ヒロインになりたかった私はオーディションに落ちて、悔し涙で退出するの
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